もう友達も少ないおっさんなら、植物くらいは愛でたいもの。
ということで、きょうは小石川にちょっとした旅です。

このイチョウ、なんのイチョウだかわかりますか?

イチョウ

なんとこれ、イチョウの精子が発見されたイチョウなのです。裸子植物は通常精子を作ることはできず、本来はもっと下等なシステムがあると思われていました。
見つけた時はそれこそ凄い発見だったのですが、あとにソテツの精子が見つかって、それが米国でもソテツの仲間で精子があるのが確認されて、やっと信用されたという。

写真(20)

ほらね。足元に石碑もある。女子が単独でみてたりするとちょっと恥ずかしい。

これがあるのは「東京大学大学院理学系研究科附属植物園小石川植物園」と非常に面倒な名前の施設なのだが、通常は「小石川植物園」といわれ、最寄り駅は丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩10分弱。もしくは、都営三田線の白山駅からも10分弱くらい。(入場料有料)

写真(18)

精子の案内板もある。

発見者のWikipedia
「イチョウ精子発見」の検証―平瀬作五郎の生涯
「イチョウ精子発見」の検証―平瀬作五郎の生涯

この発見者は凄いんだけど、発見後すぐに職を辞していることもあって、研究本まで出ていたりする。

いまなぜイチョウ?―イチョウ精子発見百周年記念市民国際フォーラム・リポート


精子というのは大事なもの。
これを見に行ってから白子を食べたりするとゲスい感じでいいですな。

(寄稿:tx